天空の宿・・・七倉尾根を登り北アルプス船窪小屋へ!
(2012/8/25)天空の宿「船窪小屋」 昨年、TV東京の土曜スペシャルで放映された「船窪小屋」・・・「船窪小屋って知ってる?」テレビ番組製作会社に勤める息子から聞かれました。「うん、なんか聞いたことがあるかも…でも、行ったことはないよ」「実は行ってきたんだよー!テレ東の撮影で!」「えーーーっ?!」息子は富士山に登ったくらいでほとんど山など知りません「俳優の小野寺昭さんと伊吹五郎さんと一緒に登って・・・」それから聞かされる話にただ驚き・・・
何十キロもある機材を担ぎ上げながらの撮影登山、途中で降られた雨、・・・そして「山のおとうさんとおかあさん」のこと、美味しい山ゴハンのこと・・・などなど・・・「私たちも行ってみたい!」と思いながらも、なかなか実行できなかったのは標高差1400mの七倉尾根、地図には標準コースタイム6時間と書いてあり“鼻突八丁”と呼ばれる急登の存在「う~ん・・・大丈夫かな?」←登山経験者(笑)息子からの心配メール・・・
今回、やっと念願叶って!行ってきました船窪小屋へ・・・小屋に泊まることを目的とした山旅です 天気は上々です。七倉山荘の前に駐車して高瀬ダムへのトンネル手前を右へ入り込み… 7:55登山口を登りはじめます「うわー・・・6時間って書いてある」(分かってはいたけれど)ガンバロウ!
上りはじめから急な上りが続きます 木立の中なのに汗がポトポト・・・目の中に入ります。こまめな水分補給は欠かせません(二人で2ℓ、今日は足りるかな・・・) 8:43取りあえず第一段階の急な上りは終わったようです でも、まだまだ・・・張り出した木の根の上を歩いたり・・・ 9:23「唐沢のぞきってナニ?」「のぞき、だからここから何かが覗けるっていうことかな?・・・ってことは下を見ろ!ということかね?」「あまり景色は良くないけど・・・」(唐沢岳を知らない二人) こちらが“唐沢のぞき“の「唐沢岳」でした 9:57「岩小屋」「ひょえ~船窪あと3時間・・・って書いてあるんですケド…」 10:58そして!・・・「鼻突八丁」(胸突八丁の”胸”ではなく”鼻”が突くョ・・・という、もっと急登を意味する)
さあ!いよいよ・・・(これまでも十分急登だったんですが) 「出た!ハシゴ・・・」 梯子・・・(Oh!やっぱり鼻がつきそうなハシゴ段ですヮ) ♪チリーン、チリ~ン背後から鈴の音が近づきます。ご夫婦のようです「お先に、どうぞ…キツイので」(ハシゴ段が苦痛になってきたY)奥さまが「ここを頑張れば開けて素晴らしい眺めが待っていますよ」(ああ、なんと励みになるお言葉)そして、二人はこの急登をもろともせずマイペースで抜き去って行かれました(すごい!この山、初めてではないということですね) 11:40開けてきました!・・・BUT! これでもか、これでもかと上りは続きます。頭の上に木がなくなった分、日が照りつけ標高は2000mを超えていますが暑いです「オーイKさん、まだですか?」「・・・・・」 振り返れば眼下に登山口の七倉ダムが見えています(ホッ)「まだ・・・ですよね」 12:00「天狗の庭」(2300m)にやっと着きました「素晴らしい眺め!」しばし休憩してお昼ごはんにしますが、あまりの疲れに食べ物はなかなかノドを通りません、水物ばかり欲しくなります。「あれは高瀬ダムでしょうね」ここで休憩していた男性が「そうですよ、槍は見えないね」槍ケ岳が見えるらしいのですが雲が湧いていて見えませんでした。帰りに期待しましょう ”天狗の庭”を上りつめれば、疲れが飛ぶようなお花畑が続きます右は北葛岳(きたくずだけ) まだ咲いていた「ウサギギク」・・・花の写真を撮りながらやっとのんびりできました 「チングルマ」は白い花が散り秋色に・・・そして・・・やっと・・・!! 船窪小屋の青い屋根が見えました!「ヤッター!」13:15到着です ♪カ~ン、カ~ン…スタッフの人が鐘を鳴らしてお茶とミニトマトで歓迎してくれました。真っ赤なミニトマト・・・「朝、取ったばかりですよ」疲れが吹き飛ぶ「おいしい~」(あ~二人ともガッついて写真を撮る前にトマトは口の中に・・・)残念! さてさて、船窪小屋でのアットホームな夜は・・・また次回ということで・・・取りあえずヤッホー!
天空の宿・・・北アルプス船窪小屋へ!(後編)
何十キロもある機材を担ぎ上げながらの撮影登山、途中で降られた雨、・・・そして「山のおとうさんとおかあさん」のこと、美味しい山ゴハンのこと・・・などなど・・・「私たちも行ってみたい!」と思いながらも、なかなか実行できなかったのは標高差1400mの七倉尾根、地図には標準コースタイム6時間と書いてあり“鼻突八丁”と呼ばれる急登の存在「う~ん・・・大丈夫かな?」←登山経験者(笑)息子からの心配メール・・・
今回、やっと念願叶って!行ってきました船窪小屋へ・・・小屋に泊まることを目的とした山旅です
上りはじめから急な上りが続きます
さあ!いよいよ・・・(これまでも十分急登だったんですが)
天空の宿・・・北アルプス船窪小屋へ!(後編)
by KY-yamayama
| 2012-08-30 15:22
|
Comments(2)
突然ですが、夏の船窪小屋でご一緒したものです。
我等も夫婦で山行し鼻突き八丁辺りで声を掛けたものです。小屋でご紹介頂いたブログをその後拝見しておりましたが、こちらの山行記録アップが出来ずに案内できずにいました。漸くアップしましたので案内させて頂きました。
お二人は、あれからも精力的に山行されているんですね。羨ましい。
何処かで再会の折は、宜しくお声掛けください。
我等も夫婦で山行し鼻突き八丁辺りで声を掛けたものです。小屋でご紹介頂いたブログをその後拝見しておりましたが、こちらの山行記録アップが出来ずに案内できずにいました。漸くアップしましたので案内させて頂きました。
お二人は、あれからも精力的に山行されているんですね。羨ましい。
何処かで再会の折は、宜しくお声掛けください。
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KY-yamayama at 2013-01-07 17:14
西さん、コメントを頂き有難うございます!
年末からドイツへ出かけていて(残念ながら登山ではありませんが)お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
私たちもあの後、西さんの山行ブログを拝見して「なるほど!海外の山まで登られて…やっぱりスゴイ方たちだったのですねー」とビックリしました。あの鼻突八丁をバンバン登られるお二人に驚き、また、その翌日の北葛から蓮華・針の木と扇沢までをナント!一日で縦走されるとは?!とても真似のできない行程に驚くばかりです。写真も拝見しました…可愛い花が咲いていて雷鳥や蝶々もいましたね☆
山に魅了されたことの一つは、こうして山で出会えた方と同じ時を過ごせたことです。そして覚えていて下さったことを嬉しく思います。
また、何処かの山でお会いできたらいいですね!!
年末からドイツへ出かけていて(残念ながら登山ではありませんが)お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
私たちもあの後、西さんの山行ブログを拝見して「なるほど!海外の山まで登られて…やっぱりスゴイ方たちだったのですねー」とビックリしました。あの鼻突八丁をバンバン登られるお二人に驚き、また、その翌日の北葛から蓮華・針の木と扇沢までをナント!一日で縦走されるとは?!とても真似のできない行程に驚くばかりです。写真も拝見しました…可愛い花が咲いていて雷鳥や蝶々もいましたね☆
山に魅了されたことの一つは、こうして山で出会えた方と同じ時を過ごせたことです。そして覚えていて下さったことを嬉しく思います。
また、何処かの山でお会いできたらいいですね!!
桃の花はま~だだよ!♪
by ky-yamayama
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